知っておきたい!インクジェットプリンターについて
COLUMN
近年、ご家庭やオフィスなどでプリンターを使用する機会は多いのではないでしょうか?
現在、プリンターは「インクジェットプリンター」と「レーザープリンター」の2種類が普及しています。
中でも、インクジェットプリンターはご家庭でもよく使われており、みなさんにとって最も身近なプリンターではないでしょうか?
今日はそんな「インクジェットプリンター」について書いていきます。
これからプリンターの購入を考えている人必見です!
インクジェットプリンターとは?
インクジェットプリンターは、粒子化したインクをプリンタ用紙に直接噴きつけて印刷をするプリンターです。
インクに圧力や熱を加えて「微粒子」に変えて用紙に吹きつける仕組みになっているのです。
インクジェットプリンターの特徴
そんなインクジェットプリンターを使うメリットとは?
*メリット
- 高解像度
- 本体サイズが小さい
- 消費電力が少ない
インクジェットプリンターは高解像度であり、色の再現性が高いので写真印刷に適しています。
さらに、プリンターサイズがコンパクトなので家で使うことに適しているといえますね。
しかしそんな反面、実はデメリットもあるんです。
*デメリット
- 印刷スピードが遅い
- インク交換・給紙の回数が多い
印刷スピードはレーザーに比べると遅く、インク消費量も多いため、インク代が高くつくかもしれません。
インクの種類
さてここからは、インクジェットプリンターで使うインクについて紹介します。
インクジェットプリンターで使用するインクには主に「染料系インク」と「顔料系インク」の2種類があります。
1つずつその特徴について見ていきましょう。
染料系インク
染料インクは、インクの粒子がとても細かいことが特徴です。
細かい粒子がインクの溶液に溶けきっているため、インクが紙の内部まで浸透します。発色が良く鮮やかな色合いに仕上がります。
そのため、写真の印刷などに向いています。
さらに染料インクは、顔料インクに比べて値段が安いというメリットがあります。写真を大量に印刷したいときは、染料インクを利用したプリンターの方がコストパフォーマンスは良いといえます。
しかしその反面、デメリットもあるのです。
染料系インクは、水や光に弱いというデメリットがあります。
印刷した部分が水に濡れると色がにじんでしまうため、染料インクを使った印刷物は水に濡らさないようにしましょう。
また、光に当たると色あせしてしまうので、屋外に飾るなどの用途には向いていないといえます。
顔料系インク顔
顔料系インクの粒子は染料インクに比べて大きいという特徴があります。
インクの粒子はインク溶液に完全には溶けきっていません。
インクの粒子は紙の内部まで浸透せず、紙の表面にとどまっている状態です。
用紙の表面にインクが定着する顔料インクで印刷すると、線や色をくっきりと表わすことができます。
そのため、顔料インクは文字、グラフ、図などが入ったビジネス文書に適しているといえます。
また、写真などを印刷したときに、印刷用紙が丸まってしまった経験はありませんか?
これは、用紙が染料インクを十分に吸い込むことで起こる現象です。
しかし、顔料インクであれば紙の表面にインクがとどまるので、印刷用紙が丸まってしまうことはありません。
顔料インクのデメリットとしては、粒子が大きいため、プリンターのノズルの詰まりが起きやすくなるという点です。
また、値段が高いことから、印刷枚数の多い方にとってはコストパフォーマンスが悪いと感じるかもしれません。
どちらを選ぶべき?
特性が大きく異なる「顔料インク」と「染料インク」ですが、どちらを選ぶか迷った場合には、プリンタの用途目的で選ぶと良いでしょう。
年賀状で写真をプリントしたいと考えている方は染料インクを選ぶのがおすすめです。
一般のコピー用紙にも鮮明な文字が印刷でき、水にも滲みにくい顔料インクは、重要な書類などを扱うビジネス場面での使用をおすすめします。
インクジェット用紙の種類
次に、インクジェットプリンターに欠かせないインクジェット用紙についてみていきましょう。
インクジェット用紙とは、インクジェットプリンターに対応したコピー用紙のことです。
実は、インクジェットプリンタで印刷したときに、にじみや裏写りしないように紙に加工がほどこしてあるのです。
一般的にインクジェット用紙といわれるコート紙はベースの紙の上にコート層を作ることで、インクジェットプリンターで印刷してもきれいに印刷できるようになっています。
インクジェットに対応した用紙といっても、色々な種類があります。
- インクジェット対応普通紙
- マット紙
- 光沢紙
インクジェット対応普通紙は、普通のコピー用紙でインクジェットプリンターに対応しているものをいいます。
インクジェット対応普通紙は、紙の表面に塗料が塗られていないので普通のコピー用紙と同様に使える反面、画像をプリントアウトするときに他のインクジェット用紙ほど鮮明にはならないのです。
マット紙は、光沢紙同様用紙表面がコーティングされていますが、光沢紙よりも光沢を抑えた用紙です普通紙に比べてインクのにじみがおさえられていますので、写真や文字をきれいに印字することが出来ます。はがき用や写真用など幅広い用途で使用されています。
光沢紙は、表面に光沢のある用紙です。
普通紙だとインクがにじんでしまいますが、光沢紙だと写真をきれいに印字することが出来ます。光沢紙は主に、写真をプリントするときに使います。
互換インクって?
プリンタを使用する際、よく耳にする「互換インク」とは何かご存じですか?
エプソン・キヤノン・ブラザーといったプリンターメーカーが製造している純正品ではなく、互換性のあるサードパーティー製(非純正のオリジナル)のインクのことです。
純正インクとは別物ですが、プリンタに合うように作られている新品のインクカートリッジのことなのです。
純正インクとの大きな違いは、価格の違い・メーカー保証の有無です。
純正メーカーの場合、メーカーでの開発費・トラブル時保障とブランドの安心力があるため、値段が高いと考えられています。
逆に、互換インク・リサイクルインク・詰め替えインクは純正メーカー品ではないため、各互換インクメーカーによって品質に差はあるものの、価格は比較して安価になります。
インクジェットプリンタについてご理解いただけたでしょうか?
これからプリンターを購入されるという場合は、ぜひ参考にしてみてください。
最後になりましたが買い替えなどで不要なプリンターがありましたら是非当店
【プリンタ専門買取センター】をご利用くださいませ。