夏が終わってしまう前に紹介しておきたいプリンタ事情!
COLUMN
夏が終わってしまう前に紹介しておきたいプリンタ事情!
今年は連日の猛暑や連続の台風などによりジメジメムシムシした日が続きましたね…。
という事で久しぶりのコラムになってしまい申し訳ありません。
お子様の夏休み社会人の方はお盆の連休を使い県外や海外、避暑地等へ遊びに行ったりしませんでした?
その際に思い出の写真を沢山撮ったりしたと思います。(そう言う私も根っからのカメラ好きで2台ほど所有しております。)
そんな際に活躍するのが家庭用のプリンターです。もちろんお近くのカメラ屋さん等にUSBを持ち込み印刷する方法など色々ありますが
私も家のプリンターで写真を印刷する事も多々あります。
今日はそんな9月直前ですがプリンター事情をご紹介したいと思います。
プリンター世界シェア 世界で一番売れているブランドは?
皆さんは世界で一番売れているプリンターってどこのブランドだと思いますか?
実はプリンターの国内シェアで上位に出てくるメーカーと、プリンター世界シェアで出てくるメーカーでは、
かなりメーカーが違うんです。今回はプリンターの世界シェアについてお伝えしていこうと思います。
2015年の少し前の話にはなってしまいますが世界で一番売れているインクジェットプリンターメーカーはHPでした。
日本ではシェアNo.4と圧倒的に他のプリンターメーカーに差をつけられている存在ですが、世界視野でみると圧倒的なシェアを誇るプリンターメーカーだったこと、ご存知でしたでしょうか?
そもそもHPと言えば12兆円ほどの売上を誇る大企業。現在ではプリンター事業とサーバー事業を分社化してしまいましたが、それでも約6兆円の企業として、プリンター業界で存在感を示しているわけです。
一方、日本のインクジェットプリンターメーカーの雄と言えばキャノンとエプソンですが、キャノンは4兆円弱、エプソンは1兆円企業ですから、企業規模でもHPには及ばない状況なんです。
ちなみにですがインクジェットプリンター世界シェア第2位はキャノンです。
日本では約40%のシェアを誇るキャノンですが、世界でも20%以上のシェアを獲得しているのは立派です。
インクジェットプリンター世界シェア第3位のエプソン
CANONとわずかの差ですが、日本のプリンターシェアだけではなく、世界のプリンターシェアでも鎬を削っているわけですね。
国内ではエプソンがエコタンクという大容量インクタンクをリリースし、プリンターの新しい方向性を模索している最中ですが、キャノンもまた大容量インクモデルは海外では展開しています。
プリンターメーカーのシェア 一番売れてるプリンターメーカーは?
プリンターメーカーで一番売れているメーカーってどこだかご存知ですか?
2015年の国内のインクジェットプリンターの出荷台数のシェア率ですが日本国内のプリンター市場は依然として
2強体制が続いている状態で、プリンター市場シェアの80%以上を、キャノン、エプソンがしのぎを削っている状態です。
そんな中、2015年はPIXSUの新インクシステムを投入したキャノンのプリンターの出荷台数が
Colorioでおなじみのエプソンを少し引き離す結果で堂々首位の座に就きました。
プリンターの日本市場シェア3位以下のポジションも変わらず、歌舞伎役者中村兄弟をイメージキャラクターに採用したPRIVIOのブラザーが3位、2015年よりプリンター事業を分社化した日本HPが4位という順位です。
その他には業務用として人気の高いリコーのジェルジェットプリンターが含まれていますがこちらも順位は変わらずです。
各メーカーの特色
セイコーエプソン|一番売れているプリンターメーカー
プリンターと言えば、エプソン「EPSON」の名前を思い浮かべる方も多いのではないのでしょうか。インクジェットプリンターメーカーのトップとして君臨し、そのコンシューマー向けプリンター「Colorio(カラリオ)」シリーズはテレビCMでもお馴染みです。
エプソンのColorio(カラリオ)の特長は“6色染料インク“。通常のCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)4色に、ライトシアン、ライトマゼンタを加えることで、素肌の色や空の色などを自然に近い色でプリントアウトすることを実現しています。
また最近のColorio(カラリオ)シリーズのもう1つの特長としては、コンパクトさ。ライバル会社であるキヤノンのプリンターPIXUS(ピクサス)に対し、コンパクトさは際立っていて、プリンターを収納するのに困っていた一般家庭のことを考えぬいた商品と言えるでしょう。
今後キヤノンもコンパクトさは追求してくることが予想されますのでどこまでコンパクト且つ高機能のプリンターを開発できるかが、プリンター市場のトップを維持に影響を及ぼすかと思われます。
キヤノン|写真も文字も綺麗なプリンターPIXUS「ピクサス」
キヤノン(Canon)、と言えばカメラを連想する方も多いかと思いますが、実はプリンター事業が大きなシェアを占めているのをご存知の方はあまり多くないかもしれません。
会社の規模で言えばセイコーエプソンの1兆36億円(2014年)に対し、3兆4797億円(2012年)と3倍以上、インクジェットプリンターの分野ではエプソンに首位を許しているものの、卓上レーザープリンターの分野では圧倒的なNo.1として君臨し続けています。
キヤノンのインクジェットプリンターのPIXUS(ピクサス)の特長は“6色ハイブリッドインク”。CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の通常の4色にグレーを加えた5色は写真印刷に適していると言われる染料インクを使用し、さらにも文字印刷につよい顔料ブラック1色を組み合わせることで、写真も綺麗、文字も綺麗なプリントを実現しています。
プリンター本体の基本的な機能はキヤノン、エプソンとそれぞれ近いものがありますが、近年ではエプソンのColorio(カラリオ)シリーズのコンパクトさに少し差をつけられてしまった感が否めません。
また話題となったエプソンのA3インクジェットプリンター(複合機)EP-976A3に対抗する商品がキヤノンからも登場するかと思われましたが、キヤノンからはA3単機能のプリンターiP8730、iX6830の発売のみとなりました。
これはA3インクジェット複合機が売れれば自社のA3レーザープリンター(複合機)の売上に悪影響を及ぼすためと予想されますが、今後消費者や企業がA3複合機の機能をインクジェットプリンターに求めた際、キヤノンも苦しい選択を強いられることになるかと思われます。
ブラザー工業|ユーザーの使いやすさを考えたプリンター
ミシンのブラザーの印象が強いですが、実はプリンタービジネスは主要ビジネスとして展開していて、北米やヨーロッパではプリンターメーカーとしても知名度は高いです。
インクジェットプリンターでは独自の路線をひた走るイメージがあり、その根幹は使い勝手の良さの追究、という気がします。
例えばインクカートリッジの交換は前面からできるといった機能は、ユーザーが実際に使用した時のことを想像しながら開発されたのだろうと思われ、ブラザーの優しさが現れています。
新商品の開発能力も高く、昨年発売されたエプソンのコンパクトA3プリンターEP-976A3はコンパクトなサイズなのにA3が印刷できる、ということで何かと話題になりましたが、オリジナルはブラザーのDCP-J4215Nだと思われます。
エプソンよりもよりコンパクトなのにA3が印刷でき、エプソンよりも市場に早く投入したのにも関わらず、売上は不振のようで、プリンターのブランド力が強いエプソンに美味しいところを全部もっていかれてしまった感が否めません。
一方FAX複合機のラインナップが豊富で、オフィスユースとして好んでブラザーのプリンターを購入する企業は多いようです。
HP (ヒューレット・パッカード) |プリンター業界の巨人
HPのプリンター、というとあまりピンと来る人は多くないかもしれませんが、プリンターのグローバルマーケットを見れば圧倒的なシェアを誇るプリンター界の巨大企業です。
全世界での売上は10兆円を超え、キャノンの売上の約3倍であるということを想像すれば如何にHPという会社が巨大化がわかるかと思います。ガラパゴスである日本市場では苦戦を強いられているようでプリンター市場でのシェアは10%にも満たないのですが、世界のプリンターリーディングカンパニーとして色々と新しいプリンターを導入してきています。
コンシューマー向けのブランドENVYでは他の日本のプリンターーメーカーには見られないようなスリムでエレガントな外観で、お洒落なインテリアにプリンターをマッチさせたい方にはぴったりです。
また最近ではオフィスユーザー向けに世界最速のインクジェットプリンターPro Xシリーズも日本で展開を開始し、まさにプリンター界の黒船到来、といった感じです。
ちなみにこのインクジェットプリンターPro Xシリーズの印刷速度はギネスブックにも登録されていて、卓上小型レーザープリンターと言えどもPro Xの印刷速度にはかないません。今後もどんな新しいプリンターを展開してくれるのか期待が高まります。
リコー|医療機関に人気のジェルジェットプリンター
リコーはレーザー複写機のイメージが強いのですが、インクジェットプリンターも展開しています。
リコーではジェルジェットプリンターというカテゴリーで企業向けの展開がメインですので一般ユーザーが家庭で使っているということはまれなケースかと思われます。薬袋の印刷に適していたり、レセプトコンピューターとの相性が良い、ということで、企業向けの中でも医療機関(医科、歯科、薬局)で特に需要が高く、リコーのジェルジェットと言えば医療系、というイメージが強いです。
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